日時
DATE:2020年04月09日(木)
OPEN:19:00 - 20:30

会場 岡山国際交流センター


レモンの放つ光と苦味~ブッタの教えを玄人先生が解説

 

☆今回のテーマは「無常観」です。

米津玄師(よねづけんし)
『Lemon』?に学ぶ d(*´ェ`*)

この曲は長くオリコン1位を独占し、ミュージックビデオ再生回数5億回などの数々の快挙を達成しました。

そんな『Lemon』の中に流れる無常観について、深く掘り下げて考えてみたいと思います。

この曲は『アンナチュラル』という法医解剖官たちの仕事を描いたドラマの主題歌でした。
ドラマ自体、人の死を扱ったもので、この名曲が生まれた経緯について、インタビューで次のように語っています。

❰根底にあるのは人の死❱

自分は音楽を作ってて、人の死をテーマにすることも多々あったし、自分の中でも大きなテーマだった。
それをどう曲に落とし込もうかって考えながら作っていた矢先、うちのじいちゃんが死んだんですね。

人の死を思うような曲を作っているうちに、自分の肉親が死ぬっていう、偶然なんですけども、これを偶然で片付けていいのかという気持ちが生まれた。

❰青天の霹靂❱

青天の霹靂ですよ 。自分のわき腹あたりに、目に見える形で死というものが「ガッ」とぶつかってきて、積み上げてきたものが一回、全部崩れるみたいな感じになった瞬間があった。
果たして自分は本当に、死というものに対してちゃんと向き合うことができていたのかどうか。

じいちゃん以外にも人の死という経験は何度かしてきたし、それによって積み上げてきたものは頭の中に完全にあったはずなんだけども…。
自分の中にある死というものが、あやふやなものになってたんじゃないかという気持ちになってしまった。

❰傷ついた人たちを優しく包み込むような曲❱

ドラマの制作サイドの方から、そんなオーダーがあって、そういうニュアンスのある曲にしようと思ってずっと作ってた。
それが、自分の中の死という概念が一回崩れ去って、もう一回積み上げてみたら…。

❰あなたが死んで悲しいです❱

そう4分間、ずっと言ってるだけの曲になった。

だから、人を励ますというより、ただひたすら自分の気持ちを吐露するだけの4分間になってしまったなあと。
最初は、ドラマの曲として成立するんだろうか、ものすごく自分勝手な曲を作ってしまったという不安があった。

しかし、ドラマを見ていくに当たって、この曲しかないんじゃないかと思えるほどドンピシャなタイミングで流してくれる。

こんだけ個人的な思いの中で作ったものが、こんだけ普遍的な響きの中で成立してる。
これは、ひとえにドラマサイドのおかげであり、こんな言い方はおかしいかも知れないけど、じいちゃんのおかげだと思う。

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「死に対する哲学を持ってないと、生きることもままならない」

Twitterでも米津さんは、こんな言葉をつぶやいたこともあり、音楽を作る上で死を重要視しているそうです。

?無常を観(かん)ずるは
菩提心の一(はじめ)なり

仏教思想の中で「無常観」は、とても大切な教えです。
私たちの人生にとって何が大切かを教え、心を豊かにしてくれます。

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・仏教をしっかりと学んでみたい方
・関心があって一度聞いてみたい方
・今まで学んだことがないけれど気になる方など。
初めてでも安心!わかりやすい内容です。

◆日時・場所◆

4月9日(木)19:00~20:30
岡山国際交流センター
(岡山駅西口徒歩5分)

◆講師◆

山内 拓先生

昭和57年生まれ。石川県金沢市出身。神戸大学卒業。
野球部エースとして甲子園を目指し、練習に明け暮れた3年間だったが、仏教の教えに出会って人生が大転換。仏教講師となる。
大阪・神戸・滋賀・東京・富山、さらにブラジルで2年7ヶ月、仏教の講演活動を行い、世界中が仏教を求めていることを実感。
帰国後は、関東、東北を中心に、今年からは中国四国で、ブッダの教えを伝えています!

◆参加費◆

仏教の勉強会では、決まった参加費はありません。

聞かれたお気持ちを終了後に受付にてお納め下さい。

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~ご参加にあたって~

◆準備するもの◆

筆記用具

☆この機会をお見逃しなく
【お申込み】は以下のフォームから今すぐどうぞ。

主催: おかやま『Buddhism』カフェ

予約管理

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